自動車保険、来年には大幅な値上がりの可能性

英国第2位の保険グループ「Royal Bank of Scotland Insurance」が、今年すでに保険料値上げを行なったにもかかわらず、来年にはさらなる値上げを予定していることが明らかになり、ドライバーの負担がますます増えると危惧されていることが伝えられた。

保険会社「Churchill」と「Privilege」を含み、自動車保険加入者数では英国最多を誇る「Royal Bank of Scotland Insurance」では、今年9月に保険料を5%値上げしたとされるが、この傾向が続けば2007年には20%の保険料値上げもあり得るとみられているという。

数ヵ月前には、別の保険会社「ノリッジ・ユニオン」がやはり平均16%の保険料値上げを実施し、中には40%の値上げをみたところもあるほか、「Diamond」や「elephant.co.uk」などの保険ブランドを含む「Admiral Group」でも、「Royal Bank of Scotland Insurance」が値上げを続ければ、同グループでも値上げを実施せざるを得なくなるとコメント。

また、インターネットの保険会社「esure」では、保険料値上げの要因として、個人の負傷と自動車の修理費用に関する保険金請求件数がインフレ率以上の勢いで増え続けていることを挙げ、保険料の値上がりが続けば、顧客は各保険会社を比較してより好条件の保険を求めるようになり、自動車保険市場はますます活性化すると予測。「AA Insurance」でも、顧客の保険選びが激しくなったとし、保険における高価格商品と低価格商品の二分化がより顕著になるものとみているという。

ジャーニー - 2006年12月18日