自動車保険のペーパーレス署名を電子サイン化

自動車保険の契約でペンタブレットを使用した「電子計上システム」をワコムと三井住友海上火災保険が開発し、10月24日から主要な代理店で利用を開始すると発表しました。

自動車保険の契約でペンタブレットを使用した電子計上システムは、電子サインで自動車保険の契約内容を確認するもので、従来の自動車保険申込書を完全に電子化して、ペーパーレス・印鑑レスで手続きを完了することができるシステムです。自動車保険代理店のノートパソコンに接続したワコム製のペンタブレットで契約者が書いた署名を、電子サインとしてシステムに取り込み、これまでの印鑑と同じ効力を持たせる認証システムです。ペンタブレットには入力エリアに特殊なシールを貼り、筆跡が残るように工夫しているため、紙の上にボールペンで書くように自然な署名を行うことができるシステムです。

三井住友海上火災保険は、電子計上システムの利用によって、契約時に締結にかかる時間の短縮や帳票の半減が可能になるとしています。そのほかに、電子化による作業フローの簡素化やスピードアップ、書類の保管・物流コストの削減、個人情報管理の向上なども期待できるとしています。